地域コミュニティについて考えてみた

地域コミュニティについて、自分が思うところをまとめてみた。

人々は昔は各地域のコミュニティに所属していて、
その地域での行事やお祭りを運営・参加してきた。

今は、地域でのコミュニティ参加は無くなってはいないが、
参加必須と言う訳では無い。
参加必須な地域コミュニティはあると思うが、
その地域での人の数が減少してきているから、先細りせざるを得ない。

そもそも職業選択の都合上、地域に根ざすこと無く転勤を重ねる人達や、
都会に来る人が多くなればなる程、それ以外の地域コミュニティが衰退していくのは必然ではないだろうか。

今はまだ地域コミュニティに参加している人達が衰退を留めてくれているのだろうが、
それもいずれ限界が来ると思われる。

一方で「地域おこし」をして、地元の活性化に繋げている地域もある。
違いはなんだろうか。

まず、地域コミュニティに必要な物はなんだろうか、以下に挙げてみる。

    • 言わずもがな。人がいないと、何もならない、はじまらない。
  • その地域での一体感強化
    • 団結力とか。トラブル時の円滑解決とか。
  • 情報共有
    • お約束・決まりごとはみんなで共通認識しておく。
  • 相互補助
    • 災害時や生活が苦しい時にお互いに助け合い等。

上記の目的があって、地域コミュニティがある、と仮定してみる(私が勝手に)
問題は「人」と「相互補助」
「人」がいないと、地域コミュニティも成り立たない。
「相互補助」も「人」がいない状態だと、余裕が無くなる。
ギリギリの人数だとやれることにも限界が出てくる。

そうすると「人」を集める必要が出てくる。
「人」が集まれば、経済活性化に繋がる。
地域の経済が活性化すれば、経済的に余裕がある人達が増えてくる。
そうすると「相互補助」もしやすくなる。

だから、地域コミュニティは「人」を集めたいが、今「人」はなかなか集まらない。
地域コミュニティに属しているのだが、その認識が無いのか。
そもそもその地域に「人」がいないのか。
様々な理由・原因はあると思うが、その地域コミュニティに属するメリットが明確なら、「人」は増えるのではないだろうか。

強制的に地域コミュニティに属するのでは無く、
地域コミュニティに属することによって得られるメリットを明確にする。
または地域コミュニティにメリットを付与する。
こういった活動を行うことによって、地域コミュニティの活性化に繋がるのでは無いか。

昔からの行事・イベントを毎年維持していくだけでも、十分大変だとは思う。
ただ、これからはそれだけでは足りなくなるのでは無いか。
そんな事を考えてしまうのでした。